インフラを守るotセキュリティの考え方

three phase cable jointing on isolated background

セキュリティ対策のイメージは、通信インフラを対象にデータを守ることが浸透していますが、通信以外のインフラを含むotという考え方があります。otはオペレーショナルテクノロジーのことで、物理的にインフラやデバイスを監視して制御する、ハードウェアやソフトウェアの技術を意味します。製造業を始めとして、発電所や鉄道に航空、海運や公共事業などもセキュリティ対策の対象となります。otセキュリティ対策の目的は、インフラを守り、更には人や資産と情報も保護することにあります。

itと似ていますが、データの制御に特化するitに対して、デバイスの制御に比重を置いている点が異なります。otは、制御が奪われたり稼働が止まると大きな影響が発生するので、外部からの侵入によって安易に制御を奪われないための、セキュリティ対策が必要です。ただ生産においては工場を停止させることができず、システムを止めてOSを更新したり、パッチを当てるのが難しいといった側面があります。最小限の稼働停止で対策を万全にするためには、セキュリティベンダーの選定が重要になってきます。

otに精通していて対策方法を熟知していたり、対策の導入実績が豊富でノウハウも持っている会社を選ぶのが望ましいです。一度対策ソフトを導入して終わりではなく、継続的に対策を続けていく必要があるので、長く付き合えるパートナーを探して見つけることが大事です。信頼できて悩みが話せる相手が見つかれば、抱えている問題を共有したり、解決に向けた協力が実現します。

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*