社内の架橋構築としてファイアーウォールやIDS/IPSなどを導入し、各パソコンにはアンチウイルスソフトを導入する方法が当たり前でした。しかしutmを使えばそれらの設置を破棄し、根本で一元管理する事が出来ます。従来であればそれぞれのパソコンにはウイルス対策ソフトをインストールするのが、企業として当然でした。しかし問題もあり、定期的なバージョンアップへの対応、頻繁な更新チェックもあります。
さらに面倒なのはパソコンも一斉に同じ性能のものを買う訳ではないため、バラバラのソフトが入っていてそのまま使っている場合です。特に量販店で購入すると最初の数か月は無料のセキュリティソフトが入っていて、それをずっと使っている社員などもいたりします。また、フリーソフトで勝手に自分が信用しているものを使っている社員がいたりもするのです。システム管理者は当然それらを注意しなければなりませんが、それが40台や50台となると大変な作業で、いざ問題が発生するとその解決に大きな労力を使う事になります。
これらを全て解決するために、utmはネットワークの根本に導入して一元管理してくれます。つまり各パソコンからセキュリティソフトを削除しても問題のない状態になるという事です。ウイルスの攻撃などはutmで感知出来、排除出来ますし内部まで侵入することはありません。メールなども同様にチェックするため、社員の負担を減らすという面でもutmは利用価値があるのです。
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